時効債務処理のやり方では、時効債務処理のメリットとデメリットなど、時効になった債務処理についてやさしく解説しています。債務整理に悩んでいる方はぜひご覧ください
時効債務処理とは・・・というお話をする前に、まずは「時効」と「債務」について。
「時効」というのは、テレビの刑事ドラマで使われているので聞き覚えがあるかもしれません。一定の時間が経過することにより権利や義務がなくなることですね。そして「債務」の意味合いは、「AがBに対して一定の行為をしなければならない義務」ですが、一般に使う「債務」とは借金を指すことがほとんどなので、話をわかりやすくするために、「債務」と「借金」は同義としておきます。
さて、時効債務処理とは何かについてですが・・・あまり知られていないようですが、借金でも時効は成立するということ。時効が成立すればお金を返さなくても良くなります。ただし、何もしなくても時効が成立するわけではなく、債務者(借りた側)が債権者(貸した側)に時効の利益を受けると主張する必要があります。
この主張や主張するための下準備、時効が成立するために行う処理が「時効債務処理」にあたります。
時効債務処理を行えば、借金を帳消しにできます・・・時効債務処理について乱暴に説明するとこうなります。そんな時効債務処理を、専門家に頼まず自分の手でできないんでしょうか?
司法書士などに依頼すると費用を支払わなければなりません。当然ですが、自分でやれば実費だけで済みます。ただでさえ債務で苦しんでいるのですから、できるならこれ以上費用はかけたくありませんよね?
債務の時効には「時効中断」という制度があります。時効が成立する前に、お金を借りたことを認めてしまうと時効が中断してしまい、そのときから新たに時効のカウントをやりなおすはめになるのです。これはどういうことかと言いますと――お金を1円でも返していたり、電話などで「お金を借りている」という内容の言葉を使ったりすると、借りたことを認めたことになってしまうそうです。
これは時効を主張する行為にもあてはまります。債権者とのやりとりのなかで「お金を借りている」という類の文言を使ってしまうと、せっかく積み重ねた年数が無駄になってしまいます。
時効債務処理はこのように複雑ですから、時効債務処理を自分で行う場合は、よく学んでおく必要があります。
時効債務処理のメリットについてお話しする前に、時効債務処理のことを簡単に確認しておきましょう。
「債務の時効」というのは、お金を借りた後に一定期間経過すると借金を返済しなくてもよくなる制度のことです。一定期間の経過というのは、個人間の賃借の場合は「10年」、銀行や貸金業者等では「5年」となっています。
※他にもさまざまなケースがありますが、話をわかりやすくするために、ここでは借金に関するケースに絞ります。
時効債務処理というのは、債務の時効を成立させるためのその手続きとそれにかかる下準備を指します。時効債務処理を行うとどんなメリットがあるのかは、前述したように借金を帳消しにできるということに尽きるでしょう。また、自己破産と違い裁判所の判断は必要としません。そのため厳格な規定はなく、自己破産のように官報に載ることもないというメリットがあります。
逆に、時効債務処理のデメリットについてですが、時効債務処理が行われ時効が成立してしまいますと、債権者(貸した側)は債務者(借りた側)に返金を請求する権利を失ってしまいます。これは債務者にとってはありがたい制度ですが、時効を成立させるためにはいくつかのハードルがあります。
まず時間がかかる点。個人間の貸借の場合は10年、銀行や貸金業者などでは5年という長い期間を経なければなりません。もし、その間に返金請求をされたり裁判を起こされたりすると、時効のカウントがリセットされてしまいます。そのときから5年(個人間の貸借では10年)を待たなければならなくなります。この期間を長いと見るか短いと見るかで、時効債務処理のメリット・デメリットが決まるのではないでしょうか。
時効債務処理とは、債務が時効になることで、借金の返済の義務が消滅する制度のこと。個人間の賃借の場合は10年、銀行や貸金業者等の債務は5年で時効になります。払いきれない債務に悩み続ける前に、時効債務処理について勉強しておくと良い道が見つかるかも知れません。
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